藤田家は明治時代より
続く東日本最大の資産家であり
芸術やオカルト分野に影響を与えてきた。
一家の住む館は「藤田邸」と呼ばれ、
威厳を誇っている。
藤田灰二郎は長寿に
対するこだわりが強く、
様々な医学やオカルトなどの研究に
多額の投資をしていた。
だがある日、
溺愛していたひとり娘である桔梗に
早老症のような
原因不明の病がみつかる。
桔梗は病気を苦に
自ら命を絶ってしまった・・・
娘を失った灰二郎は、
深い絶望の淵に洗み、
館に籠り世間に姿を
見せることがなくなった。
「藤田邸」に残ったのは、灰二郎と
長年使えてきた使用人と執事だけとなる。
年月が経ち、桔梗の13回忌を
迎えようとしていた。
ある日あなたの元に1通の招待状が届く。